Dev Protocolが目指す未来のクリエイターエコノミー

美術商

『お金の心理学』(未邦訳)の第6章「コインの裏が出ればあなたの勝ち」で、モーガン・ハウゼルはピカソが初期に描いた作品を購入して何年も後にそれが計り知れない価値を持つようになった、とある美術商(アートディーラー)の逸話を書いています。ハウゼルは、芸術というのは最も主観的な分野の一つにもかかわらず、一人の美術商がどのようにして将来それが非常に価値のある傑作の一つになり得る作品だと予測して収集することに成功したのか、に関して意見を提示しています。

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何十年も経った後に傑作であるとみなされる作品を多く買うそういった収集家(コレクター)は、有能だから成功したのでしょうか、それとも運がよかったから成功したのでしょか。私たちは多くの分野で結果に多大な影響を与えるような長期に渡る出来事に対処する必要がある、とハウゼルはまとめています。美術商、インデックスファンド、ベンチャーキャピタリスト(VC)は、どのようにして彼らの投資あるいは有価証券の1%が99%の富を生み出す元になっているのかを表す具体例なのです。

クリエイターエコノミー

クリエイターエコノミーとは、クリエイターを中心としたビジネスあるいは経済的なモデルのことです。クリエイターは自身のコミュニティで、自分自身の力でプロジェクトを収益化することができます。Web2(※1)によって、クリエイターの創作活動と収益化が人々にとって身近なものになりました。今後起こり始める暗号資産経済との統合によりクリエイターの活動も次世代型となり、クリエイターは自分たちの作品を本当の意味で所有することになり、コミュニティとプロジェクトに経済を付帯させ、自身のプロジェクトの価値を最大限に高めることができるのです。

(※1)Web2とは、これまで情報の受け取り手だったユーザーが、ブログやSNS等のメディアを使って情報を発信する側になるというインターネットでの現象のこと。

クリエイターと暗号資産経済のための Dev Protocol

Dev Protocol によってクリエイターは簡単に暗号資産経済を導入することができます。クリエイターは stakes.social のDappによって持続可能な資金を受け取るのですが、そこではクリエイターとステイカー(※2)の両者が報酬を得ます(現在のAPY(※3)は約30%)。より多くの利益や特典を支援者に提供するプロジェクトほどより多くの資金とサポートを得るので、クリエイターは Dev Protocol の共生を意識したデザインをいかに自分にとって有用な方法で使うかを考えることになります。

Dev Protocol でのトークン化は最も見落とされがちな部分です。オンボード(※4)したクリエイターは自身のトークンをミント(※5)することで自分の経済をデザインし、プロジェクトの価値を高めることができます。全てのクリエイターが強い影響力を持っているというわけでは勿論ないのですが、一定数のクリエイターは多大な影響力持っているので多くの支援者を引き付けてくれます。ScytheSwapやHiDE等はその一例です。

成功する美術商が多くの種類の芸術品を収集するように、Dev Protocol はあらゆる種類のクリエイターのオンボードを支援します。プロジェクトがリスト(※6)されると、DEVのトレジャリーは全てのオンボードされているプロジェクトが持つトークンの5%のシェアを得ます。時間の経過と共に競争が生まれることで、クリエイターはステイカーとコミュニティに提供できるインセンティブを多く持つようになり、クリエイターがトークンを使って自分の経済を発展させるための最善の方法となります。

美術商やクリエイターの投資家は金銭的なリスクを負っています。Dev Protocolにおいてステイカーはプロジェクトにとって必要不可欠な資金提供者となります。ステイカーは支援者であると同時に、初期段階で価格変動がしやすいトークンに投資するリスクを持ちながら高いAPYで報酬を得る存在です。近い将来、クリエイター同士の競争によってステイカーにより多くの利益がもたらされ、より多くの支援者を引き付けるという可能性が生まれるでしょう。

(※2)ステイカーとは、ステーキングをする人のこと。

(※3)APYはAnnual Percentage Yield(年間利回り)の頭文字を取った語で、複利を含めた1年後に得ることになる利息を年率換算したものを指す。

(※4)オンボードとはこの場合、クリエイターが収益化をするための手続きを経てコミュニティに参加するプロセスや参加した状態を意味する。

(※5)ミントとは新たなトークンを発行あるいは作成すること。

(※6)リストとはこの場合、オンボード後にクリエイターが支援者を集めるために自身のプロジェクトをコミュニティ内で告知すること。

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価値を持つようになるこうしたプロジェクトはDEVトークンーstakes.socialで資金を得たプロジェクトのためのトークンーに更なる価値をもたらしてくれます。Dev Protocol にはリソースによる制限や美術商の信頼性といったものは無く、DEVのブロックチェーンが持つDAOの力によって、様々なマーケットにいる莫大な人数のクリエイターを、ステイカーとDev Protocol Teamが負っているリスクのみで、コストなしでオンボードさせることができるのです。

こうしたデザインにより、Dev Protocol は成功した美術商よりも長期的に活動することができ、無限に近い数のクリエイターがオンボードできるという将来を保証することができるのです。DEVが上手く機能すれば、DEV上にある多数の「傑作」とクリエイターエコノミーの価値は確実なものとなります。未来を信じるプロジェクト、クリエイター、ステイカーはDEVトークンを保有することによってあらゆるプロジェクトからシェアを蓄積するチャンスを得るのです。

(元記事)Creator Economy - How Can Successful Art Dealers Predict The Future Of Dev Protocol

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